社会福祉法人いたみトライアングルの会|食品づくりと手仕事、二拠点の現場から

お弁当とパンを仕込む拠点で流れる時間

社会福祉法人いたみトライアングルの会が運営する就労継続支援B型のうち、片方の拠点はお弁当やパンの製造販売を担っている。食材の仕込みから調理、盛り付けを経て、包装と販売の準備までの流れを、利用者と職員が一緒にたどっていく。途中には衛生管理や品質のチェックといった工程も挟まり、安全でおいしい商品を並べるための確認が日々積み重ねられる。地域の人に喜ばれる商品づくりが、この現場の張り合いになっている。
食品を扱う仕事の面白さは、自分の手をかけたものが形になり、地域の人の手元へ渡っていくところにある。売れていく様子を目にする実感が、翌日の仕込みへ向かう気持ちを後押しする。調理の段取りを工夫したり、盛り付けの仕上がりが整ったりする場面には、作り手ならではの手応えがにじむ。作って渡すまでの流れが目に見えることが、日々の働く実感を確かなものにしている。

手作業の拠点で積み上がる正確さ

もう一方の拠点が引き受けるのは、企業から依頼された部品の組み立てや検品を軸にした軽作業だ。梱包のほか、箱の組み立てやラベル貼りといった手仕事も日々の業務に含まれる。派手さのない作業だからこそ、一つずつ確実に仕上げていく積み重ねが数となって残っていく。手元に集中する時間のなかで、利用者は自分のペースをつかんでいける。
正確さが問われる現場では、検品ではねる基準や梱包の整え方など、細かな決めごとが仕事の質を左右する。こうした基準を利用者と職員が共有しながら進めることで、仕上がりのばらつきが抑えられていく。正直なところ、軽作業と一口に言っても、集中力と丁寧さがここまで前面に出る現場だとは思っていなかった。企業から任される仕事に応え続けてきた事実が、この拠点の信用を静かに支えている。

立場を超えて働く関係と、支える体制

2つの拠点に共通しているのは、利用者を支援される側と切り分けず、同じ現場に立つ仲間として向き合う姿勢だ。生活支援員は指示を出すだけの存在ではなく、一緒に手を動かし、困りごとがあれば声をかけながら作業を進めていく。できることが増えたときの表情や、新しい手順を覚えたときの様子は、職員にとっても働く励みになる。対等なパートナーとして並ぶという関係が、日々の作業の土台に置かれている。
福祉が初めての人でも入りやすいよう、研修の期間を設けて段階を踏みながら業務を覚えられるようにしている。就労継続支援B型の作業は利用者の予定に沿って進むため、覚えるべきことを一つずつ身につけていける。経験者や資格を持つ生活支援員には、これまでの知識を持ち寄って支援を深める場面も多い。伊丹市に根ざした活動のなかで、利用者が自立へ向かう土台づくりを職員が支えている。
事業所は伊丹市昆陽北1丁目にあり、阪急伊丹線の新伊丹駅から徒歩でおよそ10分の場所に構えている。営業は9時から17時まで、休みは土日祝という区切りで、生活のリズムを保ちながら通える。代表は北川一馬氏、問い合わせの窓口は072-783-0899だ。周辺は落ち着いた住宅街で、腰を据えて働く場としても通いやすい環境になっている。

伊丹市 生活支援員

ビジネス名
社会福祉法人いたみトライアングルの会
住所
〒664-0016
兵庫県伊丹市昆陽北1丁目2−3
アクセス
TEL
072-783-0899
FAX
営業時間
9:00~17:00
定休日
土,日,祝
URL
https://itami-triangle.com