2026年6月、大阪・東成区に生まれた施設
児童発達支援・放課後等デイサービス COCORUは、2026年6月に大阪市東成区玉津で開所した児童発達支援・放課後等デイサービスである。医療的ケア児や重症心身障がい児を主な対象とし、看護と療育、家族への支援を一つの場所でまとめて引き受ける形をとっている。開所して間もない小規模な施設だからこそ、子ども一人ずつと、その家庭と、深く関わる余地がある。まだ歴史は浅いが、支援の設計そのものには、医療的ケア児を取り巻く現実への手応えがある。
場所は大阪環状線と大阪メトロ長堀鶴見緑地線の玉造駅から徒歩約7分。二路線が乗り入れる駅が最寄りのため、家庭ごとに通いやすい経路を選べる。松木万恵代表のもと、壁画を配した明るい室内で、子どもたちが安心して過ごせる空間づくりが進められている。
看護師が常駐し、ケアと療育を両立させる
児童発達支援・放課後等デイサービス COCORUの現場には看護師が常駐している。吸引や経管栄養といった医療的ケアに日中を通して対応し、入浴の介助や送迎の添乗にも入る。医療的ケアが毎日欠かせない子を預ける家庭にとって、看護の担い手が常にそばにいることは、通所を決める大きな支えになる。
医療的ケアと療育を同じスタッフが続けて見ることで、体調と発達の両面から子どもの様子を捉えられる。理学療法士や作業療法士も関わり、体の動きの面から成長を後押しする。外部の訪問看護ステーションとも連携しているため、施設の中だけで判断を抱え込まずに済む。児童発達支援管理責任者は個別支援計画を作成し、モニタリングを重ねながら支援の全体を組み立てていく。
「好き」を見つける時間を、ていねいに
療育で大切にしているのは、その子が何を心地よく感じるかを探すことだ。好きな歌は情緒を安定させ、絵本の読み聞かせは興味の世界を広げていく。感覚を刺激する遊びも取り入れ、快の体験を積み重ねることで成長へつなげる。障がいがあっても「好き」という感覚は確かにあるという前提に立ち、そこを入り口にしている。取材を通して印象に残ったのは、この「好き探し」を療育の中心に据えている姿勢だった。保育の経験や知識を持つスタッフが、反応を見ながら遊びを調整していく。家族への支援も欠かさず、保護者の不安に耳を傾けながら、地域で安心して暮らせる環境づくりまでを視野に入れている。


